2018年02月24日

ウィルバースサスペンション、イイですよ!

純正リアサスペンションの販売終了により入手できなくなった1985年モデルの車両にドイツ製ウィルバースサスペンションを取り付け。

オーナー様のご要望により別体リザーブタンクに高速と低速個別の圧側減衰力調整と本体下方に伸び側減衰力調整を持ち、スパナでの調整が困難な車体に合わせて油圧式プリロードユニットを追加した豪華装備のフルアジャスタブルタイプ。
ウィルバースサスペンション、イイですよ!

オーナー様の体格やバイクの使用状況を製造メーカーに伝えてオーダーメイドされる製品なので、標準仕様でしか入手できない製品でスプリングレートが高すぎてプリロード調整を最弱に調整しても後輪の突き上げが解消できない問題は皆無。

 取付け後に試乗しながら調整を施すと凹凸が多い荒れた路面での旋回時でも後輪が強く突き上げず、後輪に強い荷重がかかる場面でも腰砕けにならず、高速走行時に時折大きな路面のギャップを乗り越えても車体の挙動が乱れず、どのような場面でもしっかりと路面に追従して操縦者に不安を抱かせない素晴らしい動きに。

オーバーホールにも対応し旧型モデルの足回りを大幅にレベルアップできる性能をもつ素晴らしい製品で、同等の仕様を持つ他社製品に比べて割安な事も大きな魅力と思います。


製造後33年と低年式車両なのでリアサスペンションのみを交換するだけで今回のように素晴らしい性能を発揮する事は不可能。
数年間不動だったこの車両を再び蘇らせるレストア作業を行いリアスイングアームとサスペンションリンクを全て取り外して動きが悪くなったベアリングを交換し全ての可動部分がスムーズに動くようにオーバーホールを実施。
もちろんフロントフォークのオーバーホールとステアリングステムベアリングの交換も併せて実施済み。


取付にあたって別体リザーブタンクの配管がクランクケースのリブに接触する問題がありましたが、オーナー様に了解を頂いて必要最小限の加工を施すことで無事解決。

インストラクションマニュアルが無いのでサスペンションの性能を100%発揮させるために色々な配慮が必要でしたが、車両の配管や配線に悪影響を及ぼさず、運転姿勢に制約を加えず、サスペンションの破損に至る無理な方法でなく、各部の調整は容易に行えるように取り付けることができました。
ウィルバースサスペンション、イイですよ!




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Posted by JOURNEY MOTORCYCLES at 21:16 │バイク 修理