2015年04月24日

僅か0.25mm、されど..今日の修理!

バッテリートラブル&エンジンの不調で入庫したカワサキ・エストレヤ250RSの修理です。

右は交換前に装着されていた物、左は交換した新品です。一見して違うのは端子部分の突き出し量。
右はプロジェクトタイプといわれる突き出し量が大きいタイプですが車両に純正装着されているのは左の形状です。
燃焼室やピストンの形状によってはコレだけで電極とピストンヘッドが衝突してエンジンブローする大きな間違いです。
幸いこのエンジンでは前述のように深刻なトラブルは起こりませんでした。
しかし僅かな違いながらエンジンにとっては大きな違いなのが中心電極とアース側電極との隙間「プラグギャップ」
右のプラグは新品時に0.9mmのギャップに調整されていて既にこの車両の規定量を超えて開きすぎ。
それが消耗してギャップが約1mmに広がってしまったために適切な火花を生成することが出来なくなって失火→エンストの状態に。
僅かな差ですが高圧の混合気に着火しなければならないエンジンにとっては大きな問題。


で、難しい話が長くなりましたがバッテリーのトラブルも無事解決してチェーンや各部の簡単な調整をして調子を取り戻しました。






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Posted by JOURNEY MOTORCYCLES at 00:06オイル交換